1/23研修会レポート

2019.01.30

1月23日(水)に外部講師として帝京科学大学講師の先生をお招きして下記テーマの会員向けの研修会を開催しました。

テーマ:「セルフ・ネグレクトが疑われる高齢者への取組及びその対応」
講師:帝京科学大学医療科学部看護学科 講師 小宮山恵美先生

日本国憲法第25条は、「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と定めていますが、成年後見業務において、対応に苦慮するケースがあります。それは、受けることが可能な介護・医療サービスを拒否することにより日常生活の維持が困難となり社会から孤立するいわゆる「セルフ・ネグレクト状態」の高齢者の場合、当事者が声をあげることができないため、支援のきっかけを掴むまで解決に時間がかかることがあります。

本日の研修では、実務経験豊かな講師の先生により本人の自己決定権を尊重しながら具体的な支援方法、原因、社会的な背景、リスクファクターを含めた多岐にわたる内容の講義をしていただきました。

今後の後見業務を行う上で、本人に寄り添い、見守ることの大切さを再確認することができた実践的な研修会でした。

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