最高裁判所事務総局家庭局から、平成30年1月から12月までの1年間における成年後見関係事件の概況が発表されました。
※成年後見関係事件とは・・・家庭裁判所における事件のうち、後見開始、保佐開始、補助開始及び任意後見監督人選任事件の総称です。
1年間の申立件数は、合計で36,549件で、対前年比約2.3%増加しました。(前年は35,737件)
選任された成年後見人等と本人の関係をみてみると、親族が成年後見人等に選任されたものは全体の約23.2%、親族以外の第三者が成年後見人等に選任されたものは全体の約76.8%となっています。親族以外の第三者が選任される割合が増えています。
親族以外の第三者(弁護士、司法書士、社会福祉士等)の中では、司法書士が最も多く成年後見人等に選任されています。(司法書士選任件数10,512件)
平成30年成年後見関係事件の概況