後見人として活動する中で、「相手の話に耳を傾けて、熱心に、一生懸命、聴くこと」すなわち「傾聴」はとても大事なことです。
そこで、令和6年12月14日(土)に特定非営利活動法人日本傾聴ボランティア協会事務局長である山田豊吉氏を講師にお招きし、「傾聴ロールプレイ研修」を行いました。
内容は、まず1時間程度の講義を受け、その後受講生が3人1組になりロールプレイ実習を行うものでした。
講師は全国で傾聴ボランティア養成講座をされている方で、よい聴き手となるために大切なことを熱のこもった語り口で伝えてくださいました。傾聴のスキルの話だけでなく、話を聴く相手とどのように人として向き合うか、向かい合うかというお話が印象的でした。
後半のロールプレイでは、3人がそれぞれ「話し手」「聴き手」「観察者」の役となり、後見人として活動する中でよく遭遇する2つの事例で実習を行いました。普段、相談業務を行う事が多い司法書士にとって、「相談にのる」姿勢が抜けず、なかなか苦労されたグループもあったようです。
「よく聴く」とは、相手に「よく話してもらうこと」
「よく聴く」とは、相手に「よく聴いてもらえてよかったな~」と思ってもらえて初めて成立する言葉
このことを忘れずに、ご本人や関係者との関わりに活かしていきたいと思いました。