10月15日(月)に外部講師として社会保険労務士の先生をお招きして下記テーマの会員向け研修会が開催されました。
テーマ:「専門職後見人として知っておくべき障害年金・遺族年金等の知識」
講 師:社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー(CFP・1級FP技能士) 桶谷 浩 先生
成年後見人として成年後見業務を行う上で、年金は非常に関係の深いものであり、ほとんどのご本人は何らかの年金を受給していることが多いです。しかし、年金に関しては司法書士の専門外であり、必ずしも詳しい知識を持っているとは限りません。
就任した段階で、すでに受給が始まっているケースが多いですが、交通事故等で大きな障害を受け後見人が必要になり後見申立がされ、それを原因とする障害年金の受給請求をして初めて年金を受給するケースでは、受給請求の知識がなければ請求しないまま長期間が経過し気付いた時には一部時効となり本人に損害を与えてしまうといったこともあり得ます。
この研修会で、障害年金の要件や請求の種類、必要な手続など、また遺族年金の種類や遺族年金特有の確認すべきことなどを年金の専門家から学ぶことができ、今後の後見業務に活かせる非常に有意義な研修会となりました。