ごあいさつ

~ いつもあなたのそばに ~


支部長 美女平 佳秀

 リーガルサポート神奈川県支部のホームページにお越しいただきありがとうございます。
 リーガルサポートは、平成11年12月に、高齢者や障がいのある方々が自分の意思に基づいて安心して日常の生活を送ることができるよう支援することによって、高齢者や障がいのある方々の権利が守られ、その生活がより豊かで幸せなものになるように貢献することを目的として、全国の司法書士によって設立された公益社団法人です。

 リーガルサポートには、全国の都道府県に50の支部(北海道は4支部)があり、全国で約8500人の司法書士が所属しています。神奈川県支部でも、約470人の司法書士が所属し、成年後見制度ご利用者の権利を擁護するため、成年後見人等として活動をしています。

 リーガルサポートでは、地域住民の皆様、家庭裁判所・県内市区町村・福祉関係者・医療従事者・金融機関からの相談・後見人等候補者の紹介や講師派遣等のご依頼を多数頂いていますが、その際、私たちが独自に作成した「後見人等候補者名簿」を利用し、ご依頼内容に適した会員を紹介しています。
 この「後見人等候補者名簿」にはリーガルサポートの会員である司法書士のうち、所定の研修を受けた者が登載されており、2年に1度の更新の際も一定の研修を受けている必要があります。必要な研修は、後見業務についての初歩的なものから、より専門的で高度なもの、そして何よりも重要な後見人倫理など多様なものとなっています。

 また、リーガルサポート会員は、後見人等に就任した場合、通常の家庭裁判所への報告に加えて、年に2回以上リーガルサポートへの財産管理状況の報告を行っています。さらに、後見業務が終了した際は、相続人等への財産の引き継ぎを適切に完了した旨の報告も義務付けられており、会員はより厳しい監督の下、後見業務を行っています。

 成年後見制度は、平成12年にはじまり22年目を迎えましたが、平成29年に成年後見制度の「利用者がメリットを実感できる制度・運用への改善」が国の目標となって以降、大きく変わろうとしています。リーガルサポートは、令和2年10月に最高裁判所・厚生労働省、そして私たちリーガルサポートも含む専門職団体が作成した「意思決定支援を踏まえた後見事務のガイドライン」を重視し、成年後見制度ご利用者の意思決定支援に関する研修を必修とするなど、成年後見制度の発展と、会員が常に最新の情報を取り入れ、真に「後見の専門職」であり続けられるよう尽力しています。

 このように、リーガルサポートは、会員を専門的な知識を有する成年後見人等として活動できるよう養成し、その後見業務を支援し、また不適切な後見業務が行われていないか指導・監督をすることによって、皆様が安心して成年後見業務を会員に依頼できる体制を整えています。
 ホームページをご覧になって成年後見制度に興味を持たれた方、必要性を感じておられる方、どこに相談すればよいかお悩みの方は、まずはお気軽に、リーガルサポート神奈川県支部にご相談ください。私たちリーガルサポート会員は、1人でも多くの成年後見制度を必要とされる方のお役に立てるよう努めてまいりますので、皆様からのご連絡をお待ちしています。

令和3年5月27日
公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート
神奈川県支部 支部長 美女平佳秀(びじょひら よしひで)

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