「平成31年 成年後見関係事件の概況 」が公表されました。

2020.03.14

最高裁判所事務総局家庭局から、平成31年1月から令和元年12月までの1年間における成年後見関係事件の概況が発表されました。

※成年後見関係事件とは・・・家庭裁判所における事件のうち、後見開始、保佐開始、補助開始及び任意後見監督人選任事件の総称です。

 

1年間の申立件数は、合計で35,959件で、対前年比約1.6%減少となりました(前年は36,549件)。

全体でみれば申立件数はやや減少しましたが、保佐開始の審判の申立件数は6,745件(前年は6,297件)で、対前年比約7.1%の増加となっています。

また、補助開始の審判の申立件数は1,990件(前年は1,499件)であり、対前年比約32.8%の増加となっています。

 

選任された成年後見人等と本人の関係をみてみると、親族が成年後見人等に選任されたものは全体の約21.8%(前年は23.2%)、親族以外の第三者が成年後見人等に選任されたものは全体の約78.2%(前年は約76.8%)。親族以外の第三者が選任される割合に大きな変化はありません。

 

親族以外の第三者(弁護士、司法書士、社会福祉士等)の中では、司法書士が、最も多く成年後見人等に選任されています(司法書士の選任件数10,539件)。

 

平成31年成年後見関係事件の概況

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